読書の秋

丹羽文雄の「人生作法」角川文庫 という文庫本がでてきた
s.49年に買った本
先日来から再読している。納得しながら読んでいる


なにか この人の文章が読みたくなったんで
図書館で 短編集「鮎・母の日・妻」講談社文芸文庫 を借りて読む


今日は夜になって雨が落ち
やむなく愛犬クマの散歩を見合わせ
ベッドに転んで本を読んでいる
雨を避けようとしたのか
「ちーっ ちーっ」っと鳴く虫が 部屋の中にいる
クマは 丸くなって寝ている
ボクは 本を読む


なんで丹羽文雄に早くから注目しなかったんだろう
っと 後悔している


そういえば ウチの本棚の文学全集の中に
あるかもしれんな っと気づき
バタバタひっくり返して探してみると


あった
集英社刊行文学全集 290円の一冊63巻目「丹羽文雄集」


宝のもちぐされであった
読んでおれば
どれだけボクの人生を
かえてくれたろう



虫は朝まで鳴き続けた
窓は開けといてやるから
この部屋から出られずに
この部屋で死なないでほしい