渾身のラッキョ漬け

梅雨の最中でありながら、
本日運良く好天に恵まれ
昨日より塩ぬきをしていたラッキョの加減良く
大鍋でサッと湯がきあげたラッキョを天日に当て
扇風機で風を当てて 難なく乾かせることができた


これはおいしそうなのができそうと
うす皮を取り除く手間を惜しまず
うきうき気分で
漬物樽に投入し、酢を六升
静かに わが家の倉庫に眠らせる


昼からは かねて約束されていた 母方叔父叔母の
わしらがもしもの時に…っと
「遺影」を写真撮影を ボクの家で撮ることになっていた
その準備を始める


カメラはフィルム式
大新グループの新田清剛社長から譲り受けたニコンを使う
今日の日和なら 室内でも太陽光で撮れるから
昼下がりで丁度具合の良い場所を 二つ選んで 待った


叔母さんは母ちゃんの妹
躁鬱病的な母ちゃんの 明るいところばっかり似た様な人で
伯父さんはボクシングをしていたそうで
長身でがっちりとし、無口だけれど どことなくあたたかく
お酒が入ると歌って踊れる好男子である


今日 ウチの父ちゃんの葬式以来 会ってなかった
小さい頃可愛がってもらった断片的な記憶をたどりながら
シャッターを切った


生前、父ちゃんに頼まれて
やはり 葬式用にと「遺影」を撮ったのを
思い出した